ユメモノガタリ
□充電
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「マモちゃん、おつかれさま!」
「あ、おつかれさまでしたぁ!」
はぁ。。。
さすがにここんとこ集中してのアフレコだったから今日は疲れたなぁ…
ん?メール来てる。
ふと、彼女の顔が浮かんだ。
でも今、月末だもんな。忙しいはずだし…
淡い期待を打ち消し、携帯を開く。
送り主は…彼女だった。
「宮野さ〜ん、これから打ち上げ行くらしいですけど、行きますか?…ちょっ、宮野さん?!」
「あ!すみません!今日はちょっと予定があるので帰ります!おつかれさまでした!」
スタッフの女性は慌てて控室を出る俺に驚いてたけど、俺は構わずその場を走り去った。
彼女からの久しぶりのメールが2通。
「一応、今から帰るから。
もしマモも仕事早く終わったら連絡ちょうだい^^」
「久しぶり。しばらくメールできなくてごめんね。
今日は珍しく仕事がもう終わったんだけど、マモは仕事?」
…2通目から見てしまった。
2通とも、もう3時間ほど前に来たメールだ。
返信しないで行ったら彼女はどんな顔、するかな。。。
俺は急いで彼女の住むマンションへと向かった。
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