短編

□後ろ姿
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8月31日 日曜日

今日で夏休みが終わりだというのに私は宿題を
やっていなかった。


なぜこんなに落ち着いているかって?

ふっ、そんなの簡単なことだ。

要に見せてもらう!

バカな私にはそれしか方法は、無い。



と、いうことで

来ました! 要の家に!

アポ無しだなんて関係ない!!

さっそく私はインターホンを鳴らした。

すると、

要が出てきて

『お前もかっ!』

とか言われました。ぐすん

……ん、? お前"も"?

そんな疑問を抱きながらリビングに行くとその
意味が分かった。

「あ、名無しだ。」

最初に私に気付いたのは悠太だった。

「名無しちゃんもきたんですね。」

と、恥ずかしそうに笑いながら言ったのは春ちゃん。

「ほんとだ。千鶴の大好きな名無しがい
る。」

そう言いながら千鶴を見る祐希。

「なにっ!? って恥ずかしいだろっ、ゆっきー!」
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