銀魂 長編
□万事屋、解散な。3
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万事屋でそんな会話がされてるとも知らず、
「……ッ、」
私はただただ…走った。
そしていつも定春と歩いていた川原につく。
そこに私は思いっきり倒れ込んだ。
「………うッ、」
溢れる涙をおいさえることが出来なかった。
私のとまり木…
いや、私の家。そして家族。
大事な大事な万事屋は…
一瞬にして崩れていったのだ。
「こんなに簡単に終わっちゃうアルか…?」
銀ちゃん、新八。
離れたくないよ…
「おい。」
銀ちゃんの声がした。
「銀ちゃ…!」
私は満面の笑みで顔をあげた…が。
「…何泣いているんだ?」
目の前にいたのは
会いたかった人ではなく、
ただのニコチンマヨだった。
…バカだ。
いくら銀ちゃんのことを考えてたからって、
こんなやつの声と聞き間違えるなんて…。
「お前には…関係ないヨ。」