DOKI-WAKU-BOOK U
□赤い糸
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龍一郎様。
知ってましたか?
赤い糸って切れないんですよ。
「うそつけ」と言った
あなたの一言が忘れられません。
だから、もう一度。
あなたとわたしは赤い糸で結ばれているのです・・・と。
そこには、顔を真っ赤にした龍一郎様。
全てを私だけに見せてくれる。
朝比奈。
俺をからかったのか?
真面目な顔しやがって何だそれ・・・。
赤い糸・・・切れない・・・だと。
見えないのに、意味ねえだろ。
俺には、そんなもん、切れても切れなくても関係ない。
お前が傍にいてくれるだけで。
それだけでいい。
それだけで・・・。
END