DOKI-WAKU-BOOK U

□愛席(相席)
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しばらくして・・・。

「となり、いいですか?」
「どうぞ」

高野さん・・・?

何で、OKするんですか?

その人は、軽く会釈をすると、高野さんのとなりに座った。

そこしか席が空いてなかったんだけど。

でも、高野さんのとなり・・・。

右隣には俺がいて。

窓に映る高野さんと知らない女の人。

何だかそれが自然に見えてしまうのが悔しい。

そんな思いをフッと消し去ったのが高野さんだった。
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