・・・オリジナル・・・
□あの日、会わなければ・・・
8ページ/43ページ
昼休み、またもや西条に声をかけられる。
「飯まだだろ?」
「・・・」
「外行くか?」
「・・・」
「無視するなよ」
「(近づくな)」
「司、行くぞ」
「!?」
名前で呼ばれた。
「なれなれしい・・・」
俺はそう言うと、そそくさと廊下を行く。
多分、このままだと思いきや、ノコノコと付いてきやがった。
「待て、新人」
「新人じゃねぇ・・・」
「つ・か・さ」
くそっ、もう上司とは思わない。
ダチだ、ダチ。
それでいい。