・・・オリジナル・・・
□あの日、会わなければ・・・
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朝から悶々とした感じで出社することになった俺。
名前は、藤堂司。
一応、名門大学を卒業し、晴れてこの春大手企業の一社員。
このご時世、難なく就職を決めた俺に、あまりよろしくない周りの目。
それが何だ!
勝ったんだからいいじゃないか。
そこが俺の悪いところ。
何でも自分が一番と思ってしまう。
そんなこんなで担当部署に着いた俺の目の前に、「あいつ」がいた。
「お前、さっき・・・」
「(最悪・・・)」
「新入社員か?」
「他にあります?」
「これが面接なら、完璧不採用だ」
「あんたが面接官じゃなくて良かったよ」