Athrun×Kira LoveStory*

□はつ恋〜after
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「ふ〜ん、そんなことあったんだぁ。可愛いね、ちびアスラン」

キラはショートケーキを頬張りながらにっこりと微笑んだ。
そんなキラの頬についたクリームを指で拭い、ぺろりと舐めとったアスランは悪戯っぽく笑う。

「可愛いのはお前の方だろ」

「え〜!絶対アスランの方が可愛いよ!カワイイお子様コンテストがあったら間違いなく優勝してたねアスランは!」

ぐっと親指を突き立てて瞳を輝かせるキラに、そもそも”カワイイお子様コンテスト”って何だよ...。という突っ込む気力も失せて、アスランは吹き出していた。

「な、なんで笑うのさ〜!僕は本気だよ!」

「いや...なんていうか、キラは今も昔も可愛すぎるよな」

「なにそれ!全然答えになってないんですけど〜〜」

ほんのりと赤く頬を染めるキラが可愛くて、眦を下げるアスランの目の前にスッとフォークが差し出された。
そこに刺さっているのは瑞々しいイチゴ。

「せっかくの誕生日なんだからイチゴだけでも食べなよ」

「それじゃあ、お言葉に甘えて...」


――口の中いっぱいに広がったのは甘酸っぱい初恋の味。


end.
2010.10.31@ベタ甘も大好きです^^

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