Athrun×Kira LoveStory*

□はつ恋
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***



「あらまぁ、キラは眠っちゃったのね」

「はい、さっきまでドングリを集めていたんですが...」

「仕様のない子ねぇ、アスランくんを放っておくなんて」

カリダはくすくす笑いながら我が子を起こしにかかる。

「キーラ、ケーキが焼けたら飾り付けするんじゃなかったの?」

「...んぅ〜」

あんなに「飾り付けは僕がするからね!」と、宣言していたのに睡魔には抗えないのかキラは目覚める気配を見せず、アスランの胸元に顔を埋めてしまった。

「あらあら、キラったらアスランくんに甘えてばかりなんだから」

カリダは苦笑しながらもキラをふわりと抱き上げる。

母親の腕の中でむにゃむにゃと眠る幼なじみの寝顔にアスランの胸がキュンと疼く。

(あ...、まただ。)

甘やかに胸の内に広がる何か。

温かくて優しい気持ちにアスランは頬を緩めた。

「アスランくん」

呼ばれて見上げれば、キラを抱いたカリダが片方の手を差し伸べている。

「さあ、帰りましょう」

断る理由はなく、アスランは照れくさそうにその手を取った。

温かな掌も彼女の笑顔も、全てがキラを彷彿とさせて嬉しくなる。



大事にするよ...。
この優しい想い出ごと君を......。



end.
@2009.12.24
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