Athrun×Kira ParallelStory*
□ココア
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キミといれば、
あったかくなれる。
○◯ココア◯○
夕食を終えたキラはソファにもたれながら、食後にアスランが淹れてくれたココアを一口飲んだ。
(美味し〜)
キッチンで洗い物をしている彼には悪いけれど、食後ののんびりとした時間を楽しむ。
そうして何気なくテレビのリモコンに手を伸ばし、電源をオンにした。
別に見たい番組はなかったのだが、アスランが戻ってくるまでの暇つぶしに。
するとそこに映し出された内容に、キラは大きな声をあげた。
「アスラーンッ!」
リビングから聞こえた自分を呼ぶキラの声に、アスランは何事かと慌てる。
「キラ!どうしたっ?!」
洗い物を放り出し、リビングに急ぐとキラの姿はなく、飲みかけのココアの入ったカップがテーブルに置かれているだけ。
テレビはつけっぱなしで何の変哲もないCMが流れていた。
「キラ?」
もう一度、名を呼ぶ。
すると返事は冷たい空気と共に耳に届く。
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