Athrun×Kira ParallelStory*

□brilliant〜特別な日〜
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その瞬間、、、


「くぉらぁー!!!」

甲高い怒声と共にドドド、という足音を響かせ誰かが勢いよくやってきた。

誰なのかは一目瞭然なのだが...。

「離れろっ!変態!!」

金の髪を振り乱し、拳を振り上げてくるカガリ。
力加減一切なしの強烈な拳をしかし、アスランは難なく受け止める。

「いきなり何だ?」
「クッ...お前っ!キラに何をした!!」
「何って...あぁ、キスのこと?」
「〜!!殺すっ!」

更に拳が繰り出されそうになったが、毎度のようにキラによって止められた。

「やめて!カガリ!」
「キラ?!お前、こいつにキキキ...キスされたんだぞ!?私が代わりに殴ってやる!」
「やめてよ!キスならカガリや父さん、母さん達ともしてるでしょ?」
「...っ!キラ、よく聞け!普通は家族以外とキスなんかしないんだ!」
「...?でも、この前テレビで家族以外の人ともキスしてたよ?」


きょとん、と首を傾げるキラにカガリは頭が痛いとばかりに額を押さえる。

アスランの魔の手から守ってやりたいというのに、この弟はどこか抜けている。


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