Athrun×Kira ParallelStory*

□brilliant〜特別な日〜
2ページ/8ページ



可愛らしくはにかむキラ。

なんで、こんな可愛いんだろう...。
抱きしめたくて堪らなくなる。

「キラッ」

衝動的にキラを電柱の陰に引っ張り込んだ。

「わっ!?何、何?」
「約束の印...」

そう言うと、慌てるキラの唇に軽く口づけた。
途端、紅く染まる頬が初々しくて。
このまま閉じ込めておきたくなる。

「恥ずかしいよぉ、アスラン」
「...キラ、好きだよ」
「ぅん...僕も、好き」

キラから告げられた言葉は嬉しいけれど、俺の言う「好き」とは意味が違う。
キラの「好き」は友情の域を超えないもので。

でも例え、意味は違うとしても、キラからの「好き」という言葉が聞きたくて、たまにこうして問いかける。


―いつか本当の意味での「好き」になればいいのに...。


「アスラン?」

考え込んでいた俺を、不思議そうに見つめるキラ。

「好きだ、キラ」

ありったけの想いを込めて、もう一度口づけようと顔を近づけた。


次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ