Athrun×Kira ParallelStory*
□いつまでも
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...3、2、1
「ハッピーニューイヤー!アスランッ!」
カウントダウンと共に抱きついてきたキラは、にこにこと嬉しそうに笑っている。
それがなんだか子供みたいに幼く見えて。
思わずクスリと笑ってしまう。
「なに笑ってんのさ」
ムッとした彼を宥めるように、額にかかる前髪をかきあげてやる。
怒った顔も可愛いな。
...なんて、やっぱり俺はキラにべた惚れだ。
「いや、ただ元気だなって思ってさ」
「それって褒めてるの?」
「当たり前だろ。元気で可愛いよ、キラは」
「うわーうわー!君ってホント......」
一気に赤くなる顔を見つめて額にキスを送れば、キラは照れながらも柔らかな微笑みを返してくれる。
「今年もよろしく、キラ」
「...うん、よろしくね」
二人寄り添い、微笑み合うと、
どちらからともなく静かに唇を重ねた。
また新しい君との一年が始まる。
end.
2007.12.31
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