宝物@

□4つの薬
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「これだから、お前は…。」
「ごめん。」

あからさまに溜息をつかれ、俺は狼狽える。

なのに、蛮ちゃんは笑った。
女の人だからか、その笑顔はいつもよりも柔らかい。

「そう思ったら、聞く前に触っときゃいいんだよ。」

壊れ物に触れるみたいに、そうっとそうっと触れる。
乳房を包み込むように掴み、指先に力を込めたら、しっとりと肌が指に吸い付いて、弾いてくる肉に指を埋めていく。

「シてやろうか?ここで…。」

最初、蛮ちゃんの言っている意味がわからなくて、キョトンとしていると、俺が掴んでいない方の乳房を横から押し上げて谷間を作りながら言った。

「お前のをここに…・」
「え。え。えええ!」


俺は夢でも見ているのでしょうか?

柔らかいけれど弾力ある乳房の中心にあるのは、俺の分身。膝を立て跨いだ体勢で、口ともナカとも違う感触に包まれている。

「いいの?」
「こんな時でもなきゃ出来ないような事ヤっとかねぇとな。」

魔性の瞳がイタズラを企てた顔で微笑む。
こんな願ってもない状況に、反応しない男はいないわけで。
ましてや、相手は好きで好きで堪らない相手なのだ。

俺はゆるゆると腰を動かし始めた。
谷間にすっぽりと挟まれて、前後に揺り動かす度に、柔らかに乳房に擦られて、ずんずんと育っていく。

蛮ちゃんのナカを貫いている気分だ。

絡み付く体液もないけれど、しっとりと汗ばむ肌に擦れ合う感触は堪らなかった。
自分の乳房を掴んでいた蛮ちゃんの手に重ね合わせ、尖った先端を指の腹で押し潰しながら、乳房を大きく揺さぶった。

「あっ………ぁ……ん、ぁ………はぁ…ん。」

痺れたような甘い声が上がる。ぶるんと乳房が弾んだ。

「蛮ちゃん。すごい…気持ちいいよっ。」
「んっん………ぁ………銀次っ…。」

ドクドクと脈打つ俺の性器。
蛮ちゃんの心臓の鼓動と重なり合っているよう。

先端が膨らみを増してきて、解放へと近づいているのがわかる。

「蛮ちゃん。…ぁ……イきそう。」

心臓がそこを移動したように大きく高鳴っている。
俺は素直にその欲求に従った。
細い管を突き抜けて、蛮ちゃんへと向けられていた割れたソコから、白い飛沫が飛び散って、蛮ちゃんの胸を、口元を頬を汚す。
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