宝物@

□よろずの欲に狂う
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「ねぇ?蛮ちゃん、これ知ってる?『エネマグラ』って言うんだって。ゼンリツセンとか肛門カツヤクキンとかって所を鍛える道具みたい。」

銀次が並び出した単語を取ってみただけで、この奇妙な道具が何処に入れられ、どのように使われるのか、蛮は瞬時に悟った。

「…ぁ……やめっ……。」

逃げ出そうと藻掻くが、あっけなくその腰は銀次に捉えられた。慣らされた秘部に、銀次は容赦なくエネマグラを押し入れた。

「あ、あぁーー……っ。」

羽根の形をした突起部分が前立腺を押し上げて刺激しているのがありありとわかる。銀次は押し込めただけで手出しはしていないというのに、快楽で震えた内壁が独りでにエネマグラを動かしていた。
そして、それが全身に溺れそうな程の快楽をもたらしているのだ。

「あぁっ……ぎん、じぃ……あ、あ、ぁ……。」
「俺、何もしてないのに、一人でそんなに感じてるんだ?」

快楽に身悶える蛮を、銀次は薄ら笑いを浮かべながらじっと見つめていた。淫らに器具をくわえ込んで、情欲に瞳を潤ませて、甘やかに啼く姿は、欲情を煽られずにはいられない。

「…あっ、あぁ……っ……あ、んっ……。」

鞭打たれたように跳ねる蛮の体。
満足そうに銀次は微笑み、蛮の乳首に触れた。
指先が乳首を摘み上げながら、コリコリと捏ね、指の腹で強弱をつけ押し潰せば、腰の疼きと共に固さを増してくる。
そうしながらも、銀次はもう一方にも愛撫の手を伸ばすと、
口に含んだ。

「んぁ……あっ、ぁ……ぁ……っ。」

更なる快楽の波が蛮を襲う。
胸の刺激はすぐさま、腰の疼きへと代わり、面白いように蛮の体はビクビクと跳ねた。

「あっ…あっ……ぁ……っ……あぁ。」

触れるその唇が、まるで熱く熱した焼印でもあるかのように熱く燃えるようだった。
唾液に顎を濡らし、射精感を高められた性器からもダラダラとカウパーが流れ出す。ほんの少しの刺激で解放を迎えるだろう。
だが、銀次はそんな蛮の性器の根元にリングをはめてしまった。無論、こうなっては到底イくことは出来ない。
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