宝物@

□サディスト・マゾヒスト
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「はぅ……アァ、んっ…あっ、ァ……ひっ、ィ」

尖った先端が双丘の割れ目を深く刺す。
痛みと同時に、奥へと転がり込んだバイブが官能を与え、喉を反らせて、蛮はあられもなく喘いだ。

「ヤだっ……アァ…ぎん……ふっ、ぐぁ……」
「イヤ?だって、蛮ちゃんって痛いの好きでしょ?そうだ。プレゼント、まだあるんだ。」

言うなり、銀次が持ってきたのはリングだ。
細い針金を丸くまるめ、切り込み部分であるその両端には小さな球体がついている。
頭二つ分高くなっている蛮へと、ついっと手を伸ばすと、球体のついた切り込み部分をやや広げ、胸の突起を挟んだのだ。

「ヒィ……いっ…アァ」

痛さと快楽が紙一重でやって来た。
リングは突起を押し潰し、その形を歪ませる。
銀次は、続けて二つ目をもう片方に取り付けた。

「すごいイヤらしい格好だよ?蛮ちゃん。」

満足そうに銀次は呟く。
自分の姿を思い描いて、あまりの羞恥に逃げ出したい気分だ。
カァっと、赤く染まった蛮に、銀次はわざとらしく言葉を続けた。

「悩んで選んだ甲斐あったなぁ。どれも、蛮ちゃんに似合うよ。」
「言う…なっ……」
「白い肌には、やっぱり赤だよね?縛り方だって習ったんだから。」
「やっ……言うな!」
「リングもイヤらしく光って、木馬も気に入ってもらえたみたいだしね。」

目隠しされて視覚を奪われている為、蛮の創造力を掻き立て、羞恥心を更に煽った。

「ヤだ……銀次っ…ァ……あっ、ン」

未だナカを犯すバイブも、リングも、銀次の言葉も、確実に蛮を追い詰めている。
蛮の性器は、腹に付きそうな程に勃ち、開放を待ちわびるていた。
だが、ソレは吐き出す事を許されていない。
根元をせき止められ、痛々しい程に張り詰めている。
紫に変色したソレを、銀次は指先で撫でた。

「ひぅ……い、ァ……あっ」

それは、甘い嬌声ではなく、悲鳴だ。
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