太陽はハカイがお好き
□stage 1-2
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「…ごめんなさい……」
少年が眠った部屋の中、母親は謝っていた。
「…ごめんなさい…、ごめんなさい…っ!」
ただ、ただ、謝り続けている。
「ゴ、めんなサイ…!」
いったい、何に対して謝っているのか。
「ゴメンナサイ。
ゴメンナサイ。
ゴメンナサイ。
ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!
…………ゴメンナサイッ!!!!!」
それは、少年の母親のみ知っている。
「ごめんなさい、守…! ごめんなさい、由良様…!」