嘘吐きな恋
□第二話
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「あのっ・・・好きです・・・っ//」
・・・私はどうやらタイミングが悪いらしい。
鉢合わせたのは、告白の現場の真っ只中。
たまたま教室に居ただけなのに・・・
私が居るのは自分たちの教室。
決して居ることが変な場所じゃないけど・・・
二人が来たときに、とっさに隠れてしまったんだよ!
反射神経!!
今現在、私が隠れているのは教壇の下。
人一人くらいは入れるスペースがあったから隠れたんだけど・・・
狭い。
おかげで相手の顔が見えない←
だって、どうせ鉢合わせたなら見たいよね?
女の子はかなり可愛い子・・・
隣のクラスの学級委員だった気がする。
ってことは相手はクラスの人間か・・・
仁王か丸井だったりして←
面白半分で二人を見ていると、
相手の男の子の声か、"すまんな"と一言聞こえてくる。
ああ、ふられちゃった・・・
・・・・・ん?
"すまんな"?
まさかっ、に「盗み聞きとは趣味が悪いのぅ」
やっぱり・・・
「仁王くん・・・」