PSYCHO-PASS

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「この廃墟ビル内に立てこもっている男の色相と犯罪係数が日に日にあがっているそうだ。ビルは地下7階から13階まである。ので今回は二手に別れて行う。上は狡噛と征陸、下は俺と滕と六合塚で調べ、ターゲットを見つけ次第速やかに任務を遂行。何かあったらオレに連絡しろ。いいな?」









今回は廃墟ビル内に潜在藩がいるとの連絡があった。







「あぁ、わかった」






「行くぞ六合塚、滕」





「了解っす」









三人は一階から下へと降りて行った








「じゃあオレたちも行くとしますか」




「そうだな」














ー廃墟ビル10階ー











「しっかし全然みつからねぇな」






「どこかに隠れてるんじゃないか?」







足元には前まで使っていたであろうデスクが倒れていて、ひどい有様だった








「こんなんじゃいつまでたっても見つかりっこねぇなぁ」










ガシャンッ!!








「!!、とっつぁん…」





「あぁ、どうやら次の階らいしな」







上の階から物音がビル内に響き渡った



それを聞いて2人は11階へと急いで向かった













11階へとつくと、そこの階は他の階よりもなんだか寒気を感じた












「気をつけろよコウ。何だか異様な雰囲気だからな」





「あぁ、わかってる」












カタカタ……













カタカタカタ……










微かにだが何処かで物音が聞こえた






「何か聞こえないか?」




「確かに聞こえるな…」







征陸達は音だけを頼りにして探した










“犯罪係数、オーバー120。執行対象です。セイフティを解除します”











と、征陸が本棚にドミネーターを向けるとドミネーターが感知した










「(見つけた…)出て来い!」






「うわああああああああっ!!!」










男は驚いたのか大声をあげて飛び出して来た









「!!コウっ!」








「あぁ!わかってる!」




“犯罪係数、156。執行対象です。執行モード、ノンリサール・パラライザー。”








バァッンッ!









「うああぁっ!!」






パラライザーで撃ったのでターゲットは倒れ気絶した





「ふぅ、終わったなコウ。早く監視官に連絡しないとな」



「そうだな、…ん?」
















“犯罪係数、アンダー20。執行対象ではありません。トリガーをロックします”















「とっつぁん










まだここには誰かいる」










「何だって……?」




「そこの本棚の奥だ…」









2人はその本棚の奥へとゆっくり向かった











「こいつぁ………


何でこんなとこに子供がいるんだ…?」








2人が向かった先には小さな小部屋があって、中に入って見るとそこにはまだ幼い子供が床に倒れていた






「さぁ、わからねぇ……。とりあえずこいつを連れて帰ろう」






「俺が持とう。コウは監視官に連絡してくれ」





「あぁ、わかった」


















ー時刻、22時13分49秒


無事任務完了ー
 

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