鳴門
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『てか………、
何だよこの服っ!!』
何で腹の所があいてるんだ!?
「いいんじゃないですか?よく似合ってますよ?」
「鮫と同じ意見なのはかなり嫌だが、……お、俺も似合ってると思うぞ」
あ、何かイタチが頬を赤く染めてそっぽ向いた…
俺こんなイタチ見たくなかったあぁ!
『だ、だけど腹が見えてるのって女みたいじゃないか?』
「腹が見えてるからってどれもが女の服ってわけじゃねぇだろ」
サソリが近づいてきたと思えばいきなり俺の腹に触れて撫でてきた
『ぁっ…、冷たっ』
うわ!変な声出ちゃったし!
「そりゃ俺はくぐつだからな、あったかいわけねぇだろ」
ニヤニヤしながら喋っているサソリはまだ俺の腹を撫でている。しかしその手つきは段々とエロくなっていき、徐々に上にあがってきた
『んッ…な、何してんだよっ…』
「なにガキが一丁前に感じてんだよ」
『俺はガキじゃッ…ひっ!』
「やっ……
やめろおおおおおぉぉぉっ!!」
サソリが俺の腹を撫でているとイタチがいきなり声をあげて凄いスピードで近づき俺を抱き上げてサソリから離した
「サソリさんっ!!
いやサソリッ!!貴方は何をしているんだ!!」
「なっ……!
てめぇイタチっ!!そいつを離しやがれ!!」
「誰が渡すか美中年ッ!!」
イタチはそのまま俺を抱き上げてサソリから逃げるため走る。てか美中年って…!
「誰が美中年だッ!!美少年だ美少年っ!!それに俺は永遠の17歳だッ!!」
うわぁ……35歳のおっさんが何いってんだよ…
「ちなつは渡さんっ!」
『…、なぁイタチ』
「ん?何だちなつ」ニコニコ
『どさくさに紛れて何俺の尻を撫でてんだあああぁッ!!』
「ぐおっ!」
ドカアアァンッ!!
俺がイタチの腹を思いっきり蹴り飛ばしたら壁に向かってイタチがすっ飛んでいった。そして間もなく気絶するイタチ
『ふん、ざまあみろっ』
「…ちなつ君、貴方そんなに強かったのですか…?」
『え?いやいや、俺向こうでサッカーをしてたから蹴りが強かったんだと思う』
「サッカーをしているからといってそんなに強いわけないじゃないですか!そんなに強かったらボールが破裂しますよ!」
『そうか…?』
そう言われれば何か力が上がったような気がするような……
まぁいっか、
「そろそろ寝ては如何ですか?」
『ん、そうだな…そろそろ眠くなってきたし』
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