鳴門
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『ん、…んぅ……ん?』
「おっ、起きたぞ、うん」
「チッ…んだよ、起きたのか」
「寝てた方がよかったのになー」
「おいうるせェぞ。もしかしたらまだ寝るかもしれねェ」
『寝ねぇよっ!!誰が寝るかっ!!』
目が覚めたらそこには赤と黄色が居ました
あ、訂正。
目が覚めたら目の前には“変態”が居た
『は、ぇ、え?どーいうこと?』
目が覚めたら俺の視界に真っ先に入った赤と黄色に動揺する
「状況が掴めてないのか?うん」
「そこもまたいi「お前名前は何て言うんだい?うん?」ちょ……てめぇ台詞被せてんじゃねェ!」
見事に被さった台詞。
うん。聞こえなかった事にしよう
俺は何も聞いてない聞いてない聞いてない聞いてない…………
『…月詠ちなつだ』
「ちなつか。お前意識失ってた前の事覚えてるか?うん?」
『失った前……ぁ、確かメールで来たサイトのボタンを押したら目の前が真っ白になってそこから……』
「今にいたるって訳か」
『そうだな……、この場所なんて来た事ないし…』
周りをキョロキョロしてもやはり見覚えがなかった
「そうか…、まぁとりあえず俺達のアジトに来てもらう」
『え、何でだ?』
「てめぇがいくらcuteでも怪しい事にかわりねェからな」
cute=可愛い
「お前は違うと言ってもオイラ達からしてみれば今の所怪しい忍だからな。悪いけど一緒に来てもらうぞ、うん」
『あぁ、わかった』
「じゃあこれに乗れ、うん」
するとポーチから粘土を出して大きな鳥を作った
俺はそれに乗せてもらい、アジトへと飛んでいった
『あれ?何でサソリとデイダラがいるんだ?』