霞の向こうの話
□勝てない相手
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「…平助?」
急に自分の世界に入ってしまった平助を訝しげに覗き込む新八。
その表情に…ヤバイ……ヤられた。
「……な、な、な、なに…?」
「分かってんのって言ってるの。」
「…は、は、はいっ。わ、わ、わかってますっ…」
二重にやましい(?)ところのある平助は激しく動揺する。
こんな(好きな人の)表情を見て、我慢できる男がいるのならお目にかかりたいっ!!途中でやめれるわけないじゃんっ!!と心の中で開き直る。
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