霞の向こうの話
□へーの要求、パチの真意(?)
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「ね〜しんぱっつぁん」
「やだヨ」
「って、まだ何も言ってないじゃんっ!」
言わなくとも。
「毎日、何回も言われてたら分かるってもんデショ」
呆れたように平助を見る新八。
「分かってるんなら、ねぇ〜?」
「だ・か・ら、嫌って言ってるデショ?…大体、何で俺からあげなきゃならないわけ?」
「なんでって、明日はバレンタインでしょ?恋人から恋人へチョコレート渡す日でしょっ!!」
「じゃなくてっ!何で俺があげる側になんなきゃならないのって言ってんのっ!!」
「え〜だって、それはしんぱっつぁんがう「殺すヨ?」
「…はい、すみませんっ」
一瞬、怯んだ平助だが、懲りずにまだ続ける。
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