御伽噺2(蔵馬メイン小説)

□夜の眠り姫
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「俺も妖怪ですから。あれぐらいの傷すぐ治りますよ。」
「ならいいけど・・・悪かったな。」
「貴方のせいじゃない。わかってるでしょう?」
「まぁ・・・な。」


少し安心した様子の幽助がコーヒーをふくむ。


「いいですね。この店。」
「だろ。俺のダチの姉ちゃんの友達がやってんだよ。
前連れてきてもらってさ、気に入っちゃって。」


回りくどい説明の後ニカッと笑う。
中学生には似合わない雰囲気のカフェだがリーゼントが少し彼を大人に近づけているようだ。
リーゼントが店に似合うかは別として、二人は自然になじんでいた。




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