御伽噺2(蔵馬メイン小説)

□星を待つ者
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風が吹いた。
ふいをつかれて目を閉じて・・・次の瞬間には星が落ちてきた。

『なんだ貴様は!!』
『ただ通りかかっただけだ。』

・・・なんて美しいんだ。
体が動かない。
目が合っただけで息が止まりそうだ。
あの目・・・冷たく・・・悲しい目。

『一人の女によってたかって・・・呆れたものだ。』
『うるせぇ!!死にてぇのか!?』
『かまうな!!やっちまえ!!』

また風が吹いた。



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