御伽噺2(蔵馬メイン小説)

□時を越えて
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・・・何?

・・・この展開はなんなんだ?

わけもわからず、それでもその子の行動を止めることはせずに蔵馬は走った。

不思議と嫌じゃなかった。

それどころかワクワクしている自分がいた。

知らない子供に勝手に手を引かれて走らされているのにも関わらず、蔵馬は楽しさを覚え始めていた。

もうどれだけこうして走っているだろう。

5才とは思えない体力と持久力。

それが何よりもその子が妖怪であると証明していた。



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