御伽噺1(蔵馬メイン小説)

□Children Battle
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「修羅じゃねーかよ!久しぶりだなー、なんでお前こんなとこに!?」
「パパに頼んで人間界に来たんだ!そいつ誰?」
「ん・・・あぁ、こいつ桑原ってんだ!
ほら桑原、前に話したろ?俺の親父と躯と黄泉の三大勢力の話。
こいつ、その黄泉のガキの修羅。」
「あー・・・まじで!?」
「ガキじゃない、修羅だ。蔵馬ぁ、やっぱこいつムカつくね。」
「ムカつくとか言っちゃだめ。
あ、わけは話しますからとりあえず何か頼みましょ。」


メニューを渡しながら蔵馬は飛影にも心なし気を遣っているように見える。
蔵馬と飛影がメニューの両端を持ち、それを真ん中で覗き込んでいる修羅。
その光景に幽助と桑原は笑いをこらえるのに必至だった。


「んーと、んーと・・・飛影は何にするの!?」
「お前には関係ない。」
「飛影!」
「・・・ぐっ・・・これだ。」
「わぁ〜・・・おいしそう!いいなー・・・それも食べたいなー・・・でもこっちも食べたいな^・・・」
「じゃぁ修羅はこっち頼んで、飛影と半分こしたら?そしたらどっちも食べれるよ?」
「半分こ?」
「そう、前にパパとしてたでしょ?」
「あ。そっかー♪」
「おい、ちょっと待て!誰がこんなガキと・・・」
「ね?飛影・・・(冷笑)」
「・・・っ・・・」


助けてくれ・・・笑い死にしそうだ・・・
これが幽助と桑原に共通する思いだった。




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