薔薇の記憶(過去作品)
□ヒトリノヨル(過去連載)
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ヒトリノヨル〜Y〜
(落ち着け・・・落ち着いてよく考えろ。
俺・・・なんで今・・・蔵馬を押し倒してんだ?)
蔵馬が珍しく俺の所に来たのは1時間くらい前・・・すげぇ悲しそうな顔で俺の名前を呼んで・・・見てらんなくて部屋に上げたんだ。
「飛影と何かあったんか?」
「・・・・・。」
「蔵馬?」
「・・・幽助、俺・・・我儘で・・・」
「あ・・・?」
「我儘で・・・自分勝手だ。でも・・・もう・・・」
「おい、くら・・・」
「幽助!・・・俺じゃダメですか?」
「・・・は?」
「俺じゃ・・・ダメですか?俺を・・・今だけでも俺を・・・抱いてくれませんか?」
そうだ・・・それで・・・なんか勢いで・・・その言葉聞いた途端体が勝手に・・・
そんで今だ。
初めてこんな近くで顔見るけどなんかすげぇ綺麗で、男だとはわかってるけど熱くなる。
こいつ・・・こんなに綺麗だったっけ?
今まで俺は、いつもこんな蔵馬と会ってたのか?
いや、俺は・・・今までずっとこいつの事が・・・でも飛影が・・・飛影のだからって・・・
「蔵馬・・・」
「んっ・・・」
声が甘い。
息も・・・頬も紅くて・・・なんか・・・ヤベェ。
「ゆ・・・すけ・・・」
ずっとずっと欲しかった。
近くにいて、いつでも会えるのに、触れられなくて。
近くにいるからしんどくて。
「蔵馬・・・」
「んっ・・・///」
絡めた舌は暖かくて、柔らかくて。
目を閉じたその顔がたまらなくて。
とにかく夢中で・・・離したくなかった。
end
2006.1.31の日記より。
幽蔵キターーーーーーーーー(´・艸・`;)ぁぁぁ