御伽噺2(蔵馬メイン小説)
□想ヒ全テヲ貴方ニ捧グ。第十章
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生まれた時から一人だった。
自分の思うままに生きてきた。
誰かと共に動く等面倒なだけだ。
だから俺に関わろうとするあつかましい奴は殺してきた。
誰かに縛られる等ごめんだからな。
俺は一人で生きていける。
もしそれで死のうとも、それは俺がそれまでだったという事。
そう思っていた。
「お前に会うまではな。」
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