御伽噺2(蔵馬メイン小説)
□時を越えて
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「そろそろ帰るか。」
時計を見上げると20:30をまわっていた。
今日は金曜日。
誰もがいつもより早く帰る日。
それでも蔵馬は一人だけ残っていた。
今抱えている仕事の締め切りが迫っているから。
「今日は少し遅くなるって言ってたし・・・大丈夫だろう。」
残業の疲れがあるにも関わらず蔵馬は少し笑顔を浮かべた。
だって今日は金曜日。
遠く離れた場所から恋人が会いに来る日だから。
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