御伽噺1(蔵馬メイン小説)
□Children Battle
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『久しぶりに4人で会わないか?』
幽助からの誘いに蔵馬は快く応じた。
ちょうど明日は休みだし、飛影も今夜来ることになってるし。
「じゃぁ明日、11時に。」
電話を切って窓を開ける。
数時間後に来るであろう大切な人の為に。
仲間からの誘いというものはやはり嬉しいもので、それが久しぶりとなるとなおさらである。
頭の中で気に入ってる服を組み合わせ、飛影のコーディネイトまで考えながらパソコンに向かって座った瞬間、蔵馬は背後に妖気を感じた。
自分が待っている人のものではない。
でもそれが誰のものかを知っている。
でもでも、そこにいることかありえない。
確かに彼の妖気なのに・・・
信じられないことが起こっているということを確認するべくゆっくり蔵馬は振り返った。
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