御伽噺1(蔵馬メイン小説)

□止まった時間
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一人でいる事には慣れている。

寂しさとか、心細さとか、そんなくだらない感情なんてわからなかった。

それが当たり前だったから。

誰かを信用しないといけないぐらいなら、初めから関わりなんか持たなかった。




そう言い聞かせていれば、すぐに昔の気持ちに戻れると思ってた。










でも・・・

貴方の声が、

瞳が、

仕草が、

消えてくれないんです・・・。




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