君と僕

□初詣(悠祐)
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「祐希くーん…」
「ん゛っ…」
「そろそろ起きて下さい。初詣行くから…起きて?」
そう言うと祐希は、重たい体をゆっくりと起こして、悠太の顔を見るなり「眠い…」などの発言を繰り返した。
「ほら、さっさと起きて用意をして下さい。」
悠太は祐希に言うと自分と祐希の行く準備を始めた。それをベットの上から見ていた祐希は、ベットから降りたものの悠太の側に行き後ろから“ぎゅっと”抱きついた。
「どうしたの祐希?」
「んー?ちょっと悠太に甘えたくなっただけ…」
祐希くん…君は、いつもお兄ちゃんに甘えてるんじゃ無いのかな…。
「祐希…ちょっと良いかな。」
「何どうしたの?」
そう言うと悠太と祐希は、お互いの顔がちゃんと見えるように真っ正面になって


「こっちの方が良いでしょ?祐希くん」
「えっ…あっ…」
みるみる顔を赤くしてゆく祐希はその赤い顔を下に向けて
「初詣で一緒に行きます。」
その後2人で初詣に行きました。




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