黒色の書庫

□しぃくんと迷宮世界(執筆中)
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いつものように家を出るまで十分間に合う時刻に起きるとパジャマ代わりに着ているスウェットを脱いでジャージとシャツに着替えた。
もちろんこれは学校のものではなく、僕様が家にいる時に着ているものだ。
そして、その上になんとも少女趣味な白いエプロンをしてーーー本当はあんまり着たくないのだがーーー部屋を出た。
そして、階段を下りて物置から最近通販で買った小さな音で十年使っても吸引力が落ちないと専門家に評価されたらしい掃除機とそのおまけで付いてきたモップを持って、再び階段を上った。
そして、階段近くにある僕様の部屋を通り過ぎてその隣の部屋のまで止まった。
掃除機とモップを床の上に置き、トントンとドアを叩くが反応はなかった。次はその部屋の主で唯一の同居人の名前が呼ぶがやっぱり反応がなかった。
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