Novel

□ココアの意味。
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今日は嵐ちゃんの収録で、
今回のコンビは俺と松潤なの!

てか今日は松潤遅いなぁ…。
いつもは絶対俺より早く来てるのに。

そんなことを考えていると、
ふいに楽屋のドアが開かれた。


「あ!松潤遅いじゃんっ」

「あー、ちょっと自販機寄ってた」


自販機?
そんなの特に時間掛かんないでしょ?

それかどうしても飲みたいものが
タイミング悪く売り切れてたとか!


「なに買ったの?」

「へ?……あぁ、ココア」

「ココア?
 珍しいね、松潤がココアなんて」

「……、俺が飲むわけじゃねぇから」


そう言いながら俺に、
缶のホットココアを差し出す松潤。


「へ?」

「……、あげる」

「あ、ありがとう…?」

「なんで疑問系なんだよ」


笑いながらそういう松潤。

なんでくれたかは分かんないけど、
とりあえずもらっておこう!



まだ温かいし、温かいうちに飲んじゃお!

松潤がくれたココアを一口飲むと、
すごく甘くてなんか幸せな気分になった。





ココアの味。
ココアにけた君のいに、
僕はまだづけないでいた……。



                 END.

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