Novel

□寂しい夜には。
1ページ/8ページ




※これはまだ鍵のかかった部屋が
 放送していたころのお話です。
 かなり前の話になりますが……、

 では、どうぞ






「はぁ、疲れた…」

ZEROが終わって、家に着くと
一人で呟く。



最近、愛しい彼とろくに話せていないから
俺を癒してくれるものがない。


…別にケンカした訳じゃないよ?
ただ、彼も俺も忙しいだけ。

彼はドラマ撮影がとにかく忙しそうで。

レギュラー番組の収録でも
ギリギリに楽屋入りして
終わると素早く次の仕事に向かう。

そんな彼に話しかける隙なんて
一切なくて。


要するに俺は今、智くん不足。

…まぁ忙しそうな彼を前に、
そんなことは言えないけれど。



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ