Novel
□あなたの幸せ
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ちょうどその時、3人が帰ってきた。
s:だからその話はもういいって!!
a:えー!いいじゃん!聞かせてよ〜
s:もうマジで勘弁して…///
o:おかえりみんな〜。
…ん?翔くん、どしたの?
s:へ…?
o:顔がゆでダコみたいだよ?(笑)
s:……なんか照明が熱くてさ。
o:そっか〜。大変だったねぇ
m:ははっ。まぁ2人も撮影行っといでよ
o:そだね。じゃあにの、行こっかぁ
n:ちょっと先に行っててください。
すぐに追いつきますから
o:んー。わかった
とりあえず気持ちを落ち着けて、
楽屋を後にしようとしたら
潤くんに話しかけられた。
m:ニノ、髪切ったんだな。
すげぇ似合ってるよ
全世界の女の子がホレちゃうような
かっこいい笑顔でそう言われた。
n:…ありがと。行ってきます
m:行ってらっしゃい
as:行ってらっしゃーい
ねぇ、大野さん…
俺が聞きたかったのは終電の時間でも、
翔さんとの飲みの話でもなくて…。
せめて…、
久しぶりに大野さんに会うために切った
髪に気付いて『似合ってるよ』って一言、
言ってほしかった…。