小説

□好き?
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蛇「蛮蛇の兄貴ー」
蛮「なんだよ。」

春の日差しがポカポカするなか、
その日は戦が無く蛮骨と蛇骨は縁側に座っていた。


蛇「大兄貴…♪」

蛇骨は蛮骨の肩にもたれかかった。

蛮「な、なんだよ…」

蛮骨は若干顔が赤くなる。

蛇「えへへ、なんか大兄貴見てたらこうしたくなっちゃって♪」

蛮「……はぁ?」

蛇「やだ…??」

蛮「………」

蛇「大兄貴、俺のこと嫌いなの…?」

蛇骨が上目遣いで蛮骨を見つめる。
蛮骨は照れて目を背ける。
蛇骨は蛮骨の耳が真っ赤になってることに気づく。そして嬉しそうな顔をした。




蛇「ねーぇ」

蛮「………」

蛇「嫌いなのぉ…??」

ちょっと寂しそうな顔で言ってみる。

蛮骨はそれをみて少し焦る。


蛇「ひでぇよ。もういい、俺大兄貴のこと嫌いだ。」

蛇骨は立ち上がって蛮骨から去ろうとする。


蛮「おい………」


蛇骨はスタスタと歩き出す。


蛮「蛇骨…待てよ…………」

蛇「……」
蛇骨は止まってくれない。


蛮「……好きだっての……!!!」


蛇「……」


蛇骨はその言葉を聞いて振りかえる。
そこには顔を真っ赤にした蛮骨が蛇骨を一直線に見つめてる。


蛇「お、大兄貴ぃーっ!!!!!」


蛇骨は蛮骨にガバッと抱きついた。

蛇「俺も大兄貴のこと大好きだぁ♪」

蛮骨のほっぺにすりすりする。


蛮「蛇骨…」


蛮骨も抱き締めた。
力強く蛇骨をギュッと…


蛮「蛇骨…愛してる…」
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