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□貴方の愛し方
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「バジ、ル、ガッ…や、め…」

バジルと呼ばれた少年は赤い髪の少年を殴り続ける。

殴る
殴る
なぐる…

赤い髪の少年の顔は腫れ、血が流れている。
しかしそれでも少年は殴るのをやめない。


ふと少年が手を止める。
少年は泣いていた。

「ごめん、ごめんなウォルター、
俺、お前の愛し方が分からないんだ。」

少年はまた赤い髪の少年を殴りはじめた。

大きな涙を流しながら、
ごめんごめんと謝りながら。



貴方の愛し方
(私は分からない。貴方への触れ方さえも。)

◇◆◇◆◇

バジルは愛されるということを知らなそうだなーと思って。
愛を知らないから愛することもできない、みたいな。
シリーズ化するかも。
需要?なにそれ美味しいの?

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