紅の十字架

□とある記憶
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「へ?新本部?
僕達は明日行く予定でしょ」


「何でこいつが行かなきゃならないんだよ」


食堂で食事をしていた雲雀と神田の前に一人の鴉が現れる


「クロス・マリアン元帥がお呼びです」


「!!」


「だったら俺も行く。恭弥一人を行かせられるか」


「いいえ。元帥はアレン・ウォーカーと雲雀恭弥との面会を求めています
部外者の干渉はご遠慮ください」


「……そう」


「おい、行くつもりか?」


「うん。クロスにはいろいろ聞かなくちゃならないことがある
大丈夫、無茶はしないから」



そう告げて雲雀は鴉の後をついていく













「よし!これで全部、設置完了!お疲れ〜〜」


「明日、みんなが来るの楽しみだね」


「ねー、朝までチェスしない?」


「こんばんは〜〜と」


「ふーん……ここが新本部、ね」


「よ〜〜っす、オツカレVv」


「なんじゃい、冷えるのぉ、ここ」


「見晴らしは悪くないね」


「!?」


「出発は明日だよ、ラビ。恭弥も」


「二人揃って寝ボケてんですか?」


「ンなワケあるかーい」


「ちょいと本業のほうでな」


「ほんぎょう?」


「恭弥は?」


「さぁ?クロスに呼ばれて鴉に連れられて。それでラビとブックマンがこっちに来るって言ったから一緒に来ただけ」


「ご苦労でした、ハワード監査官」


「!」


「キミも任務ご苦労、アレン・ウォーカーくん
雲雀恭弥もよく来てくれました」


「ルベリエ……ッ!
(押さえろ……こいつは、僕のいたところじゃない。あの地獄じゃない…押さえろ…っ)」


「(恭弥?)」


普段と様子の違う雲雀にアレンは疑問を浮かべる


「来たまえ。今からキミ達には私の指示に従ってもらいますので、よろしく」



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