紅の十字架
□使者の合流
6ページ/6ページ
「?」
元帥とマリ、俺の3人で歩いているとふと名前を呼ばれた気がして振り返る
「どうした、神田?」
「……胸騒ぎがする」
「!恭弥か?」
「さぁな……」
得体の知れないものが疼いているようで気持ち悪い
ふと俺の脳裏には一つの最悪の事態が思い浮かぶ
「…いや…あいつに限ってそんなことはねェはずだ」
「恭弥のゴーレム、確か修理中だったな」
「ああ…。マリ、音を拾えるか」
「すまない。遠すぎるらしく、クロス部隊の音も分からない」
「……そうか」
この胸騒ぎは恭弥に何かあったのか……?
そんなわけ、ないよな……
頼むから、無事でいてくれ……
.