捧げます!
□あ、そこにいた
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―朝―
視点:同室者
ここはネオ・ディーバが設立した
エレメント育成学校、聖天使学園
「おはようアマタ」
「おはようジン、今日も早いんだね」
「まあね・・・」
寮も一緒の二人
この学園を色んな意味でも変え
その容姿は、どの生徒よりも綺麗で
裏公式ファンクラブが造られているアマタ・ソラ
そしてもう一人は
この頃転校してきたアグラ・・・ぇっと、何とかジンって言う
不思議過ぎる奴
いつも、朝起きるのはジンの方が早く
アマタは朝が弱いが、遅刻しないくらいの時間には起きている
だから、アマタには
ジンは早起きで
準備を早くしていると思っている
だが、実際のところは違う・・・
俺は見てしまった
いや、俺だけではなく
同室者の奴は誰でも知っている−−−
「今日も、アマタの寝顔って可愛い・・・」
そう言いながら
気付かれないようにカメラに収め
その寝顔を堪能している、ジンがそこにいることを
羨まs・・・けしからんと思い
注意しようとするも
必ずタイミングがいいように、ジンはその場から離れる
そして、アマタが起きる
これは狙ってやっているからなんだろうか?
一度、止めに入った同室の奴が
次の日からは何もなかったように、顔を真っ青にしていたのを見てしまったからか
それ以来
誰も止めには入ったことがない・・・
唯一、何かを言いに行くアンディとカイエンだが
証拠がない、と一蹴りされていた
やはり謎の多過ぎる転校生ではあるが
「アマタ可愛い」
アマタの立体映像を持っているとこからすると
ファンなのか?
それとも・・・――
視点:同室者end
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