捧げます!
□Kidnapped princess
2ページ/10ページ
テッテッテッ
跳ねる足音、楽しい音が近付いてくる
トントントン
規則正しい扉のノック音に返事をすると
想い人が顔をひょっこり現した
「シュレード、遊びに来ちゃった・・・」
「アマタ、授業は終わったのかい?」
「うん!・・・だめ、だったかな?」
「ううん大歓迎だよ」
頬を赤くし、おずおずと部屋に入ってくるのを感じながら
視線をピアノに戻した
前にアマタが
俺のピアノを弾く姿がかっこいいと言っていたから
つい、そうしてしまう
・