捧げます!
□泡と一緒に流して
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いつものように
帰りは俺の方が遅く
玄関にはアマタのきちんと揃えている靴だけ・・・
家は両親が共働きで
二人暮らしみたいなもん
「帰ったぜアマタ!」
「おかえりカグラ
晩御飯、温めてもいい?」
「しろよ
あ、後 風呂一緒に入んぞ」
「はい?!
な、なんで?」
素っ頓狂な声をあげるアマタ
仲いい兄弟特集で載ってたわけじゃねぇ
「俺が入りたいからにきまってんだろ」
「いや、それは・・・」
「んだよ
ダメな理由でもあんのかよ?」
「ないけど・・・」
「じゃあさっさと飯食って入んぞ」
話しを無理矢理終わらせ
リビングに入る
「カグラのばか・・・
俺の気も知らないでっ−−」
だから、そんな事を言われていたことを
俺は知らない
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