捧げます!

□ねこの愛で方
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「なるほどな・・・
カイエンの趣味ではなかったんだ」







他の同室者は何かを察し外に出て行き


寝室の方に三人で移動すると


事情をアンディに説明し

アンディは納得したようで誤解を解いた









「にゃんで・・・俺」





「気に病むなアマタ
いずれ戻るだろ」





「カイエンの言う通り!
・・・あ、そうだ いいもんあんだった」





「「?」」










アンディはその場から立ち上がり


台所へ向かうと何かを取りだした









「これ、昨日サザンカがくれてさ
何でもリラックス効果があるんだってよ!」





「ふにゃっ」





「アンディ、これはマタタビと言って
ねこにはそう言った効果を見せない!」





「え・・・じゃあ」





「そのマタタビを持ってこの場から去るのと
今すぐにでも此処で紐無ジャンプをさせられるの・・・どちらか選ばせてやる」





「ちょっと行って来まぁあすっ!!!」










猛スピードでアンディは部屋から出て行くと


カイエンとアマタの二人だけになった









「カイエン、」





「っ」










まるで誘われているような甘い声に


思わず身体を固くし

アマタの方へ向くと、ぼんやりとした瞳と目があった










「ふふ、にゃんだか 気分がはいににゃってきたにゃ」





「マ、マタタビの効力がまだ切れていないんだろ」





「カイエン!」





「っのわ?!」









いきなり前から、アマタにダイブされ


思わず態勢が整えず床に倒れた








「カイエンいい匂いにゃぁ」





「おい!く、くっつくなアマタ!!!///」





「だめにゃ?」





「・・・チッ
人が折角、我慢してやってるんだ・・・大人しくしていろ」









無理矢理引きはがし、離れようとするカイエンに

アマタは涙を浮かべ

首を横に振った










「離れちゃいやにゃ
一緒にいて・・・カイエン?」





「っ・・・はぁ、いいか?
お前とこれ以上一緒にいたら襲うぞ?それでもいいのか?」








宥めようとする言葉と

本音を加えたカイエンの言葉に



顔を赤くし困った顔をするが



返ってきた言葉は、カイエンにとっては驚くものだった・・・










「いいにゃ・・・
カイエンにだったら、にゃにされても・・・」





「・・・本気で、言ってるのか?」








無言で頷き


シャツを掴んでくるアマタを



カイエンは勢いのまま押し倒していた










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