捧げます!

□繋いだ手と手
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次の日



嬉し過ぎて待ち合わせの一時間前に来ちまった





デートと言うデートは

俺がアマタを引っ張って行くことが多く



今日みたいに


アマタから誘って貰ったことがなかった・・・





う、嬉し過ぎるっ!!!


俺の嫁って今なら大声で叫べる





いや・・・まぁ、いつも叫んでるけどよ





一人、ニタニタしていると


近くから足音が近付いてきた












「アンディ!ごめんね、遅れちゃったっ」





「いいって!俺も今来た・・・」










ところ、と格好つけて言おうとした時



目の前で


走ってきたせいか息切れをしているアマタに釘付けになった










「アン、ディ?」









普段からアマタは

ズボンと黒いTシャツに赤い上着と言った


どちらかと言うとボーイッシュな格好をすることが多いのだが




今目の前にいるアマタはワンピースを着ていた


ひらりと風になびく度

レースの付いたワンピースが揺れ


白い素足がいつも以上に見え




髪型も、今日は後ろをレースのリボンでくくっていた






いつも可愛いけど


こう言う格好をしたら倍に美少女だよな・・・










「アマタ、いつも可愛いけど
今日は一段と可愛いよ!」





「あ、ありがとうっ///
デートするならこう言う服がいいって
ゼシカさんやミコノさんがアドバイスくれたんだ・・・」







ありがとうっゼシカ!ミコノちゃん!


後でお礼いっとこ・・・









「俺だけのお姫様みてぇだ」





「もぉアンディったら・・・
でも、アンディも・・かっこいい・・・///」




「アマタとのデートだかんな
惚れた?」





「もう、とっくの昔に惚れてるよ」





「え・・・///」









俺の嫁が可愛過ぎて持ち帰りたい・・・


って!いかんいかんっデートだろ俺!!!









「おっし!
じゃ、じゃあ行くかアマタ!」





「うんっ」









二人して頬を赤くし


学園を後にした











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