カゲプロ

□一方通行?
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―SETO side―









俺には好きな人が居る。

勿論、恋愛感情としての好きで・・・。





どうして好きになったのか、どうしてこんな感情を持ったのかは分からないけど



警戒している猫みたいな態度とか

たまに見せてくれる歯に噛んだ笑顔とか

泣いたり笑ったり、色んな表情を見せるとこに惹かれてしまった。






ただ、好きになった相手には問題があった。



別に好きになった相手自身が悪い訳じゃなく

その相手の性別が、である。









「シンタローさん!」








嫌そうな顔をしながら、こっちを振り向く俺の好きな人・・・


名前はシンタローさん。




正真正銘、同じ性別の男の人なんスよね・・・。






でも、同じ男なのに肌がマリーみたいに白くって

体型なんて細くて、それでいて華奢。
実際キドやモモちゃんよりも抱きしめやすい。



女の子みたいなぷっくりした唇とか、美味しそうなんだよn・・・
コレを言ってたら変態くさいっスね。






まぁ要するに、シンタローさんは抱きたいくらい美人さんなんス!

でも、今の嫌そうな顔は可愛いな〜・・・とか思ってる自分は末期なのかもしれないっスね!








「どうしたんスか、そんな辛気くさい顔して?
笑ってる方が可愛いっスよ〜(今の顔も充分可愛いっスけど)」



「五月蝿い
俺に構わないで下さい、セトさん」








未だにさん付けで呼ばれ、内心ではぶすたれてる。


最初?に名前を呼ぼうとした時なんて、間違えてたけどさ・・・
いつか呼び捨てさせるっス!





・・・そんなことを思いながら、笑顔でシンタローさんの顔に自分の顔を近付ける。



微妙に解り辛いけど、シンタローさんは肩をびくつかせ

照れているのが分かる。


ちょっと嬉しいっスね・・・








「えー?
俺はシンタローさんとお話したいっス!」



「・・・俺はつまらない人間なんで」



「そんなことないっス!
凄く面白いっスよ!!
この前の遊園地の時なんて、」



「わーっ!!!
もう忘れてくれ、セトさんっ!!」









真っ赤な顔で、俺の口を塞ごうとするシンタローさん。


ああ・・・






めちゃくちゃ可愛いっス・・・。






身長差が少しあるせいで、背伸びしながら必死になる姿を見ると


いじめたい・・・と言うか、抱きしめたいと思う自分が居る。




でも、好きだって気持ちがある以上

シンタローさんにたくさん触れると抑えが効かなくなる自信がある。








「シンタローさん」









好き。


大好き。


愛してます。








貴方の名前に乗せて、伝えられない気持ちを言わせて下さい。









―どんなに一方通行でも―








(伝わらない方がいいのかもしれない)



(けど、この想いは誤摩化せないんス・・・)







―――

ーー







セトくんの口調が難しい・・・


そもそも、小説の書き方さへ忘れちゃってますぬ(・ω・`;)



ギャグを書きたかったぁああぁあああ(((殴









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