アクエリオンEVOL
□忘れた過去
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俺は毎日のように同じような夢を見る
どこかの惑星
物語のようなその夢
あの人と一緒に俺はそこで何かを見てる
『カグラおにいちゃん！』
そうだ・・・この知らない餓鬼が
小さい俺の後ろを追いかけてくる
俺は知らないその餓鬼を
両手を広げ向かい入れる
『えへへ
カグラおにいちゃん大好き！』
無邪気な笑顔で俺を見る餓鬼に
俺は気持ち悪い笑顔で答える
『俺もだ−−−。』
名前だけが聞こえない
だが、なぜかこの餓鬼を見る度
胸のあたりがｼﾞｸｼﾞｸする・・・
クソッ！
なんなんだこの気分っ
いつからか見始めたこの夢は
俺を苦しめる−−−
夢から覚めた瞬間
目から落ちてくる雫
無性に
空虚になる俺に腹が立ってくる
「クソがぁっ！！！」
ガシャァアンッ！！！！
物に当たっても
空虚なこの気分は晴れそうにない
一体、あの夢はなんなんだっ
苛立つ気持ちを持ったまま
眠りについている奴の所まで向かった
−−−
それが、あの餓鬼と再会に繋がるとは
思いもよらなかった
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