捧げます!
□繋いだ手と手
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「アンディ!」
休み時間、少しトイレに行こうと教室から出た直ぐ後を、
俺の自慢の恋人
アマタ・ソラが手を振って走ってきた
・・・いつみても
俺の恋人って可愛いよな
など、思っていると
アマタは少し戸惑いながら
こちらをチラっと見ると口を開いたり閉じたり
恥ずかしそうに上目遣いでこっちを見てくる
「どうしたアマタ?
可愛い顔して、襲うぞ?」
「なっ?!///」
「少しの冗談だって!」
やべぇ やべぇ・・・
本音がぽろりと出ちまった
「あ、あのねアンディっ
明日・・・予定とかある?」
「特にねぇけど?
あるとしたら、アマタと一緒に過ごすくれぇだろ」
「///あ、あのねアンディっ
明日・・・私と、デートしないっ?」
「ぅええぇええっ?!!
ほ、本当かっアマタ?!!」
「う、うん
・・・やっぱりダメ?」
首を横に傾げ
不安そうにされる
いや、断る理由がねぇ!!!
「ダメな訳あるかよ!
アマタとのデートっよっしゃぁああっ!!!」
「ア、アンディっ?!///」
嬉しくてつい
アマタを抱き寄せ頬にキスをすると
茹でだこになるアマタ
その反応さへ可愛過ぎて唇にキスをしようとした時
「アンディ!
廊下で何をやっているっ!!!」
「げっ?!ドナール教官っ?!!」
「っ」
「アンディ、白昼堂々といい度胸だなぁ?
たっぷり扱いてやる!!!」
「ちょっ!それだけは勘弁っ」
首根っこを掴まれ
ドナール教官が俺をひこずって行く
そう言えば、周りにこんな人がいるなんて気付かなかったな
「アンディ!」
アマタが未だに赤い顔でこちらを見ると
「明日、外出届出しておくから
10時に門の前で待ってる!」
「おう!!!」
「アマタ・ソラ!
お前もいい度胸だな?」
「すみませんっ///」
「まぁまぁ!ドナール教官、俺今なら何でもできる気がするんで!
行きますよ!」
「むっ・・・なんだ、そこまでやる気なら
倍のカルキュラムで扱いてやる!」
「おう!
アマタ、行ってくるな!」
「うん、いってらっしゃいアンディ」
「お前らぁあっ!!!
公衆の面前でいちゃつくんじゃねぇ!!!」
「「あ・・・///」」
ドナール教官に引っ張られながら
俺の頭の中は
明日のことで頭が一杯になっていた
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