色々置きました

□ツンデレな君
1ページ/1ページ










あいつが褒めると、なぜか気分が上昇する。



餓鬼じゃあるまいし

褒められてテンションが上がるとか恥ずかし過ぎる




だからじゃねぇけど、あいつに褒められるといつも以上に素直になれない・・・







「よくやったねヒノミヤ」



「ケッ、別に普通だ
餓鬼扱いしてんじゃねぇよっ」



「そうか?」



「一々褒めてくんじゃねぇよ」









兵部に褒められた!



・・・なんて思っちまった自分に苛立ちながらも

顔が赤いのが分かる。




顔を反らしたが、バレるんじゃないかヒヤヒヤする









「褒められるのは嫌いかい?」



「べ、別に!
お前が褒めたいなら褒めればいいんじゃねぇの?
聞いてくんじゃねぇよ」



「へー?
今日、一番頑張ってたくせに」



「っ」






見てたのか?




実は今日、他の奴らの少しでも役に立ちたくて

自分なりに動いてみたんだが




・・・まさか兵部が気付いてくれるとは思ってなかった







「き、気のせいじゃねぇか?」



「僕が勘違いする訳ないだろう?
よく頑張ったよ、お前は」



「〜〜〜っ
お、俺っ甲板掃除行って来る」



「ああ、精が出るね」








そのまま兵部に背を向けたまま

小走りで移動する。








「素直じゃないな、ヒノミヤは・・・
まぁ・・・それが可愛いんだが」







そんなことを兵部が言っていたことを

俺は知らない








―ツンデレな君―







(褒められたっ)



小さくガッツポーズ



(へへっ)









自分がいつも欲しいと思う言葉をくれるのは


いつも兵部だってことは、口が裂けても言いたくねぇな・・・――





―――

――









ちょいまちツンデレ風ヒノミヤくんが頭の中に現れたんです←


尻尾があったら確実に揺れてますって絶対!






はい、調子乗ってすんませぇえええええぇええんっ!!!





 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ